パッと見の風貌もプロフどおり
『やっぱり俺から声掛けるべき？』
と思いつつ、車の外に出てタバコに火をつける

ヤツも車から降りてきた
口には火のついたタバコ

『カキコミしてくれた人ですか？』
って、声を掛けようとしたのに
遠回りして、園内に入っていく

（オィオイッ、ソリャナイゼィ）

「どーみても、俺しかありえんじゃん
　この照れ屋さんめっ！」
「こーなったらトコトン追跡してやるぜっ！」
って思ったのに、ちょっと目を離した瞬間に
彼の姿が暗闇に消えてしまった

（オイオイ　カンベンシテクレヨ）

『僕には一般人に見えない人が見える能力はないのよね』

車も本物だったし
足もあったし
影もあった

そんな念入りな確認をしつつ
消えてしまった建物の影に向かう

頼りになるはずのタバコの火も消されてしまい
後は、己の目だけ…

暗闇に目を凝らしてみるといるじゃん
でも、この場に及んでも素知らぬ振り

（ソコマデ　テレヤサンカヨッ！）

腹を括って用意してた言葉を投げかけてみる
「カキコミしてくれた人ですか？」
「そうだけど…」

（ソンナ　キノナイ　ヘンジ　シナイデクレヨゥ）

「指定場所にうまく行けなくてごめんね」
「はぁ…」
「あんまり詳しくないから、迷っちゃったよ」
「どうします？」

（ドウシマス　モ　コウシマス　モ　ナイダロウヨ）

「せっかく会えたんだし、やりましょうよ」
「どこで？」

（アノ　ケイジバンノ　カキップリハ　ドコニイッタノサ）

「そこにあるトイレはどうっすか？」
「トイレっすか？」

（サイショニ　カキコンダノハ　ジブンジャナインカヨッ）

「今からラブホとか行くのも何ですしね」
「別にいいっすよ、トイレで」
「んじゃ、行きましょ」

ここは僕が引っ張ってくしかないじゃん
やり慣れてる雰囲気は出したくなかったものの
そ～も言ってられないのでこんな会話になっちゃいました


（も少し続きます…その５へ）

なんやの、その気の無い返事は! って思わず呟きながら読んでました。一志さんカッコイ過ぎて緊張してたんかな?緊張するよね、絶対。さてどーなる? あ、俺ちあきなおみ六枚組CD持ってた‥。棚を見たらありました(笑。

さて、どーなるでしょう…
まっ、結局筋肉痛になるんですが、
妙な駆け引きと
ムスコとのやり取りと
心の声が聞こえる
異次元に連れて行かれる事間違いなし

…

いやぁ、多分？

…

だといいなっ

その場におよんでも
余裕やなぁ～

「やり慣れてる雰囲気だしたくないので」・・・

っぷ！
笑わすなッ！

ほんまに
さくっと余裕やな



～それから?（笑）

（その５）で終わるはずが
終わりません

果たして余裕に見える僕は
すっきりできるのでしょうか？

暗闇のタバコって
効果あるっすよne☆
♪こっちの水は～白いぞぉってne
ｗｗ

ほんと自分の存在を示すにはタバコが一番っすよね。
あんまり公園で直に待ち合わせする事は少なかったので
効果の程をわかっていませんでした（汗
白い液体でおびき寄せられちゃうか…。
できれ濃くって量が多いのがいいなぁ（笑）

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