持った確信は当たるのか。
背中を向け気味にして横になる俺に寄り添いながら
身体に触れてくる相手。
そろそろ動いてくるはずだ・・・。
『判断は7掛け』『感度の上がる台詞』『ガチムチは自己申告』『久しぶりに行う準備』『どっちが上になるのか』『言えない台詞』『支配する心』『休憩中に持つ確信』の続き。
「大丈夫?」
そんな風に様子を伺ってきた。
「うん。めっちゃ気持ちよくって息があがっちゃいましたw」
との返事に満更でもない様子は
雰囲気で伝わってくる。
「ねぇ。今度は後ろから掘っていい?」
優しい言葉で声を掛けてきた。
声を大にして「お願いします♪」と言いたい気持ちを抑え
「うん。」と短く返事をしてうつ伏せになる。
でも、今日はそんな優しい気持ちで包まれたい気分じゃないが
第1ラウンドの展開から豹変って訳にはいかないだろうし
それは欲張りってもん。
まずは一番の欲張りなこの身体が満足できればいい。
お互いの欲望をぶつけ合ってむさぼり合えばいい。
俺の身体をつかって、その欲望を解消すればいい。
その欲望が強ければ強いほど
俺の身体は啼き叫び・喜び・悶えるのだから・・・。
「タフだなぁ・・・痛くない?」
そんな風にいいながら、俺のケツを覗きこんできた。
触れてきた指は唾液で濡らされ
散々広げられたケツはたやすく飲み込む。
火を点けるよりは
くすぶる火種がある今は
たやすくスイッチが入る。
さっきまでの余韻が波となり
ケツを中心に波紋を作りながら全身に広がっていく。
出口のない快感の波紋は
複雑な形を作り出し、増幅され
更に欲する。
シーツを掴んで悶える俺の姿が
十分な興奮に繋がったんだろう。
「いくよ」との声とともにケツに押し当てられる。
さっきまで挿れていたからと思ったからなのか
十分に濡らしてくれなかったらしく痛みが走る。
「くっ・・・」
と漏れた言葉も感じてると勘違いされ
挿れてから馴染むまでの時間ももらえず
いきなり高速で掘り込んできた。
さっきまでの快感の波は痛みの波になり
ガマンする声を枕に埋めていく。
『もうしばらくの辛抱』
痛みの波が引き、快感に変わるまであと少し・・・
(続く…)
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