第7話
焦らされて…焦らされて…
身悶える僕の身体と心。
それもプレイとわかっていても深みにはまっていく。
言わされた台詞。
やっと咥え込んでもらえたイチモツ。
もう、それだけでは我慢できないのがわかっているくせに
咥えて欲しいと言ってしまった。
ねっとりと舐め上げられるイチモツ。
パックリと上から咥え込まれ舌が動き回る。
ガマン汁が滲み出る口をつつかれ
パンパンに張ったカリの周りを撫で回す。
アニキの唾液なんだか、自分のガマン汁なのか…
二つの液体が絡まりあって妖しい光を発する。
強く吸い上げられ走る痛みが消えない間に
袋の方から絶妙のタッチで這い上がってくる。
悶え続ける身体…
『ほら、もうガマンできなくなってきてる。』
アニキと目が合った。
僕のイチモツを咥えながら、見上げてるアニキ。
悶える僕を見てるだけじゃない。
僕のガマンの限界を確かめてるんだ。
アニキの眼は
『欲しいのか?欲しいなら素直になれ』
そう言っている。
『ぶちこんでいいか?』
そんな台詞を言ってもらって保ちたかった優位性。
自分のペースで事が運ぶSEX。
そんなSEXに心のどこかで飽きてた。
すべてを委ねて頭の中を真っ白にしたいって思ってるくせに
きっちりと思考回路が動いていたりもする。
そんな揺れ動く心。
見透かされたのか…
見抜かれたかったのか…
いきそうになるのを必死でこらえ
アニキの『次』を待つ身体。
きっとアニキからは言ってこないはず。
かすかな記憶はアニキが残した台詞を繰り返す。
『チンポだけでいいんやな』
あくまでも僕に欲しがらせるんだ。
一向に言おうとしない僕にしびれをきらしたのか…
それも作戦の内だったのか…。
僕の身体を撫で回していたアニキの手が僕から離れた。
伝わっていくのはイチモツからの快感だけ。
ちょっと訪れた休息の間。
ねっとりと舐め上げるアニキの口の中の感触を味わう。
「パチッ!」
そんな音が耳に飛び込んできた。
『あっ…その音は…』
考える間もなく、僕の身体に冷たさが走る。
ひんやりと…そして、粘着質のその液体は
僕の中心部に塗り込まれる。
準備をしていたその入り口。
風呂場でも十分に揉み解され
自らは拒む事がなくなっている入り口。
そのアニキの指すらも貪欲に飲み込もうとしている。
まだ、来ないイチモツを待ちわびて
アニキの指でガマンしようと言うのか…。
そして、入り口を撫で回る指が軽く力を入れただけなのに
ズブズブっと飲み込んでいった。
「ん?そんなに欲しいのか…淫乱なケツだなぁ」
そんな台詞で僕の心を揺さぶるアニキ。
鍛えられた身体と同様に逞しい指。
その人差し指を僕の身体はいとも簡単に飲み込んだ。
「ん……あっ…」
その指は始めから判っていたかのように
内側に隠されたスイッチを押す。
そんな僕の反応を楽しんでいるアニキ。
中をかき回すように動き回るのかと思いきや
またしても焦らすように抜き去った。
そして、また「パチッ」と言う音をたてて蓋が閉められ
指が入り口に押し当てられる。
広がる入り口。
指は2本になり、またスイッチが弄られる。
こらえ切れない声が部屋にこだまし、消えていく。
いま僕が感じる感覚は
身体の中に飲み込まれた2本の指…だけ。
(続く…)
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