『入る時はノックしてくれないっすか？』の続き…


今まで銭湯で触り合う事は何度もあったけど
明らかに見付かったっぽいのは初めての事。

今までもかなり気を付けていたし
その時も十分に気を付けていたのに…。

まぁ、見付かってしまったものはしょうがない。
何事もないのを願う事にして洗い場に向かう。

と、露天から上がってきた一人の男に目が留まる。


イ、イケメンですねぇ。

そのあご髭の感じがまた良い（笑）

プロフとの照会を忘れてしまうぐらいでした。
『かっこよかったなぁ』
そんな事だけを考えながら洗い場の椅子に腰掛ける。

いつも通りシャンプーを手にとって
頭を洗い始める。
僕は頭を洗う時は目を閉じるタイプ。
（だって目に入ったら痛いじゃん）
目を閉じて頭を洗っていると
隣に誰かが座った気配がする。

僕が選んで座ってる場所は、端から２番目。
それなのに
『なんで１番端っこに座るねん！
　他に空いてるとこはなかったんかいっ。』

そんなツッコミをいれつつ
シャワーでシャンプーを洗い流す。
『ったく、どんなヤツやねん』

そんな自己中な事を思いながら
シャワーを止めて隣に目をやる。


『ん？』


『ん！！』


『へっ？』


そりゃびっくりするって
隣に座ってるのはさっきのイケメンなんだもん。

『もしかして狙われてる？』

『そんな淡い期待しちゃっていいっすか？』

くだらない妄想をしつつ
ボディータオルにせっけんを付けて泡立てる。

泡立てつつイケメンに目をやると
うっかり目が合ってしまった。

ほんとうっかり。
こっそりと眺めるのが銭湯での楽しみだってのに。

でも待てよ。
目が合うって事は彼も僕を見てたって事じゃないの？

『ますます期待感が高まるんですけど…』

みたび彼に目をやると
彼がいきなり立ち上がった。

僕を見ながら１歩足を進める。
『あっち行こうぜ』
そんな眼をしてるように見えてしまう。
『ほんとかよ？俺でいいの？』
そんな眼で見つめ返す。

彼はまた１歩足を進める。
『お前を狙ってるんだって』
そんな眼をしてるように見えてしまう。

『わかったよ』

僕の返事は泡立てたボディータオルを
洗面器で洗い始めた事で伝わるだろうか。
これ以上見つめ合うのはおかしいだろ。

僕がボディータオルの石鹸を洗い始めたのを見届けて
彼はスチームの方に消えていった…。


（続く…）

モテモテすね～。
いや、ホントに…
イケメンにはイケメンが寄ってくるわけすね。

僕はおっちゃんしか釣れないからなぁ（別に嫌なわけじゃないすけど）一度でいいからイケメンを釣り上げたいもんです。否、むしろ釣り上げられたいですね～

思わず

「続く」カヨ！（笑）

とつっこんでしまいました。
どーなる一志さん、どーするイケメン！

んぅー、一志さん、ジラシますねぇ・・・・

一志さんはなかなかいけるんですな～
凄い！
やっぱりお兄ちゃんはもてるんだ～！
ｋｉｋｉの自慢だわ～(^_^)v

俺はシャンプーの時口を開けてしまいます・・。
銭湯で困るのは、もう脱衣場で着替えも終わろうかという時に、カッコいいヤツが入ってくる・・そういう事がめちゃ多いです。
それまでじいさんばっかだったのに、、、
すごく損した気分。半額にして欲しいよ(笑。

>やっしくん

いやいや、ほんとあれほどのイケメンは初めてですって。
マジで俺でいいの？って聞きたくなったもん。

これで、彼が○○だったら最高なのに…。

>恋児くん

うっ…。ごめんね。
しかも感動の超大作！って訳にはいかないです（涙。

とっても筆が遅いので、書けたとこをちょっとずつ小出しにしてくので
気長に待っていただけると嬉しいです。

>kikiさん

(＃⌒∇⌒＃)ポッ
て、照れるじゃないっすか。
そんな自慢できるほどの事じゃありませんって。
初イケメンとのお手合わせになった訳ですが
どうなる事やら…。

>レンさん

ちょっと口を開けてシャンプーしてるレンさんを想像して
にやけてる一志です。

着替えが終わった時…って、わかります。
特に早い時間に行くとそんな事になりがちなので
どっちかというと閉店近くまでいる事が多いです。
入浴代金半額システムっていいですねぇ。
それならもっとマメに通えるかも（笑）

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