『肩こってんの？んじゃ揉んであげるよ』
ってスキンシップの好きな一志です（笑）

もう、ノンケに触るのってこれくらいしかムリやないですかｗ
服の上からでも触れるって事が嬉しかったりし始めた俺って
オヤジ化が進んでるんでしょうか？

まぁ気にせずいきましょ♪

んじゃ、いつもの続きです。

浴場に戻るとキョロキョロしてる彼が目に入った。
俺と目が合った瞬間に安堵の表情に変わる。

「どうしたの？」
「よかった。置いてかれたのかと思った」
「そんな薄情な事せぇへんよｗ」
「だってさぁ・・・」

ちょっと泣きそうな表情に不安を感じつつ
もしかしてさっきのスリムさんとナニかあったのかと
「なんかあったん？」と聞いてみると
「ちょっとこっちで・・・」と寝湯の方に足早に歩いていった。

寝湯＋ジャグジーってこっちではなかなかないスタイルのこの場所は
１人でボーっとするにはぴったりで俺のお気に入りの場所。

寝湯に浸かりつつ身体は起こしたまま、彼は俺に話しかける。

「それがさぁ・・・一志さんが出て行ってすぐに、１人入ってきたのさ。
どんな人だろうって彼が座った時に見たら目が合ったのね。
身体つきは俺の好きな感じやったし、テレビみながら、チラチラ見てたんだ。
そしたら、その人がいきなり、自分のチンポを揉みだしてさ・・・」
「でも、もう１人スリムな人おらへんかった？」
「その人なら、一志さんが出て行ってすぐに出てったから、彼と２人きりだったの」
「好みの感じなら、そのまま見せ合いすればよかったやんｗ」
「だって、身体はいいんだけど、すごく目つきが怖くて、苦手で・・・」

なんとなく想像がついた。
しかもその人は思い当たる。
俺も何度かアピられた事があったけど
彼と同じ理由で逃げた覚えがある。

部分部分は悪くないんだけど
ギョロっとした目で見つめられると
なんだかすごく怖くなってしまう感じ。

「それで逃げてきたんだｗ」
「そうだよ。そしたら一志さんはどこにもいないんやもん」
「ごめんごめん。掲示板がどうなってるか気になって見てたんだ」
「カキコミ増えてた？」
「うん。多分だけど俺の後に出てったスリムな人がカキコミしてた・・・」
「えっ！彼もゲイなん？俺全然わからなかった」
「俺だって、わからなかったよ」
「しまったなぁ・・・どんな人か覚えてない」
「まだ帰ってないだろうから、見つけたら教えるよ」

と、その時、寝湯に入る為の扉が開いた。

『やっぱりかぁ・・・』
見覚えのある顔が目に飛び込んできた。
彼の方を見ると『あっ・・・』って表情で俺を見てくる。

「出よか」
そう告げて、彼と寝湯を後にする。

一番大きな浴槽に入りながら
「もしかして、さっきの人？」
と聞いてみると
「うん。そうだよ」
と返ってきた。
「あの人がゲイだなんて、全然わからへんかった」
「みんな普段はノンケっぽく生活してるからね。
つか、自分の方こそよっぽどわからへんよｗ」
「そうかもねｗ」
「この後どうする？」
「ん～さっきのスリムな人を見てみたい。」
「タイプなん？」
「ちょっと興味があるかなｗ」
「んじゃ、彼が来たら教えてあげるよ」
「お願いね」


ほんとわからない。
彼にも言ったけど、普段はノンケの仮面を被って生活してるだけに
普段どおりでいれば、ゲイだなんて、わかるはずがない。

それは、銭湯でも同じ。
ただ、ちょっとだけ目のやり場が違うから
その瞬間を見つけられるかどうかだけ。

しかし、あのギョロ目さんがいるとなると
まだまだ狙われる気がするんだよなぁ。
結構しつこく追ってくるんだもん・・・。


（続く…）


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なかなかスリリングな展開で...
追いつ追われつの物語どうなるのでしょうか？って一志さんに何も起きそうも無いのが気になりますけどね。。。

それにしても、僕がこういうところに行ったら一発で見破られるのかちょっと不安になりました...ゲイの探し方じゃなくて、ゲイとしてのアピール方法を伝授してもらった方がいいかも...

>へっぽこさん

でしょｗ
今回のように追いつ追われつって展開が他人事の時は
結構見てて楽しいんですよｗ
『へぇ～この人はあの人狙いなんだ』
とか冷静に判断してたりしてｗｗ

これがまた自分の事になっちゃうと
それどころやないっちゅうねん！って感じなんすけどねｗ

今回の俺は脇役で・・・と言いたいとこなんですけど
まぁ銭湯での主役は彼に譲っておきますｗ

銭湯でのゲイとしてのアピールの方法っすか…(汗
改めて言われるとちょっと悩みますねぇ。
目が合って上から下までジロジロ見られたら
俺としては「はい。あなたゲイね！」って当確ランプなんですけど（笑）

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