頭の下から回されて
僕の二の腕に添えられた彼の手。

その暖かさで緊張感が解けていく。

僕の解けていく緊張感を感じ取った彼の手が
少しずつ動き出していく。

『吹く風の強さ』

第５話『残る緊張感に効く薬』


肩を撫でたり握ったり。

そんな単純な動きが僕の身体に住み着いていた
男とのｓｅｘを思い出させる。

あぁ・・・いまからこの人とｓｅｘするんだなぁ
って彼を見つめてみる。
そんな僕と目が合った彼は
「ｋｉｓｓはｏｋ？」
と聞いてきた。

今になって考えてみればめんどくさい手順を踏ませたなぁ
って思うけど、あの時の僕からしてみたら
一つずつ段階を踏んでいってもらえる事が
なによりも緊張感を解す薬だったんだと思える。

「い・・・いいっすよ」
そんな風に返事を返した僕に
身体を起こして、口唇を近づけてくる彼。

彼の身体に残ったボディーソープの香りとともに
口唇に彼が触れる。
思ってた感触と違う固さに目を開けると
彼の指先が僕の口唇に触れていた。

「だからそんなに緊張すんなってｗ
別に殺される訳じゃない。
ただ、俺に喰われるだけだろｗｗ」
「あははｗ　そりゃそうですけどｗｗ」
「だろっ。ほら身体の力を抜いて。」

緊張感は随分と解けてきたなぁと思ってたのに
まだ身体に残ってたらしい。

大きく息を吐いてなんとかリラックスしようと試みる。
そんな僕を見ながら微笑んでた彼だが
タイミングを見計らっていたんだろう
身体から力が抜けた頃を見つけて
ｋｉｓｓをしてきた。

頬に感じる彼の口唇の感触。
そしてその暖かさ。

照れた表情を見せた僕に
今度は熱いｋｉｓｓがやって来た。


（続く…）


ランキングに参加しています。
よかったら今日は何位か見に行ってみて下さい。

『ＦＣ２ブログランキング』

このコメントは管理人のみ閲覧できます

見出しだけ見て、Rでも嗅がされたのかと勝手に想像しちゃいましたhttp://blog24.fc2.com/image/icon/i/F9C7.gif" alt="" width="12" height="12" class="emoji">
でも、細やかな心配りができる方で良かったですね。
掲示板とかで知り合うと、一か八かの勝負みたいで、はずれでも後に引けないから辛いとこありますけど、今回は安心です…ね…？

このコメントは管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

あーーーーん、
また続く(涙)
いじわるだ、
ソフトだけどカクシンハン的Sだ!!

・・・・続き待ってるよ・・・・

↑
我慢の限界につけるコメントでした(笑)

>蜜さん

うははｈｈ・・・（汗

盛りだくさんなウブな俺ですが
まだまだてんこ盛りですｗｗ

そんな俺を気に入ってもらえて光栄です♪
もっとメロメロにしちゃいますからねｗ

>涼くん

ふむふむ、Rねぇ。
Rとの出会いはそれから半年後なんだよねｗ
まだRって存在も知らなかった頃だったりします。

彼の気配りはほんとありがたかったです。
一か八かの賭けってのはやっぱり恐怖でしたし
それを楽しむ余裕なんて全然なかったですからね。

確かに後に引けないですけど
後悔は・・・。

>秘密メッセージさん

う～ん。
ちゃっちゃと書いちゃう事もできるんですけど
一つずつ思い出しながら書くってのが
意外に楽しいもんなんですよね。
俺もこんなウブな自分に笑いながら書いてますからｗｗ

ドキドキかぁ・・・。
確かに今もドキドキしますけど
この時のドキドキとはちょっと違いますね。
今はどんな事になるだろう・・・って
楽しむ余裕がある中での期待感のドキドキですから（笑）

脳内作戦会議ってｗｗ
よく知ってるなぁ（笑）

>秘密メッセージさん

大丈夫♪
ダブってないよｗ

>バシさん

うははｗｗ
また・・・です（笑）
しかもカクシンハンｗｗ

最近は最後の締め方というか
終わり方をいかにモダエテもらうか
を考えるのが楽しくなってたりします（笑）

続き待ってて下さいね♪

NAME ▼

MAIL ▼

URL ▼

COMMENT ▼


PASS ▼

SECRET ▼
管理者にだけ表示を許可する

http://kaznosukima.blog.2nt.com/tb.php/469-29f5b77a