睡魔が来ちゃったブロガーさんを送り出して
ゲイバーでもうひと飲みｗ

久しぶりに会うママさんとの会話が楽しそう。
ママさんにちゃんと僕の事を「彼氏」って紹介してくれた時は
すごく照れくさかったけど嬉しかった。

でも、一瞬考えたように見えたけど気のせいだよね。


『Love or Lust』

【scene:18「独占欲」】



ナイトが終わって溢れ返るゲイバーの中の人。
さすがにこんなに多いとゆっくり話せないし
疲れも出てきて、眠くなってきた。

どうやらけいとも同じ様子。

タイミングを見計らってチェックしてもらってゲイバーを後にした。
この後の計画は未定。
どこに泊まるかなんて事もその場で決めようって事にしてたんだよね。

とりあえず近くのゲイで入れるラブホテルを紹介してもらったんだけど
なかなか都合よく空いてない。
よく考えたら週末だもんね。

探してる間、すごくつらかったけど
君が握ってくれる手が僕の支え。
信号待ちの隙を見て繰り返すキス。
そんな事してたらけいとのがおっきくなって
ちょっと触ってみたりしつつ
随分と彷徨って辿り着いた頃にはもう明るくなってた。

「ふぅ・・・疲れたけど、楽しかったね。」
そう言ってベッドに寝そべる僕に覆いかぶさるけいと。

僕も早くこうしたかったんだ。
約３週間ぶりに感じるけいとの体温。
やっぱりけいとの事が好きなんだと感じれる。

すぐにでもＳＥＸしたいけど
とりあえず汗だくの身体も気になる。
どうせまた汗だくになるんだけど･･･とか思いつつ
脱ぐ手間の省けた身体を動かして風呂に入る。

さっさと身体を洗ってベッドイン♪

あの時感じたけいとの温もりがここにある。
その思いが僕をさらなる快感に落としていく。


『この身体もこの心も全部欲しい。』
こんな独占欲は初めてのような気がする。
独占したいと思った相手は今までもいた。
でも、その相手とは付き合う事ができずに終わってた。
だからこの恋がきっと初めて。

別に束縛したいとは思わない。
だけど、離したくない。
僕もけいとに独占されたい、離されたくないって思ってた。
そんな気持ちも初めて。

---

ずっとずっと一緒にいたい。

そう伝えた僕の思いに応えてくれたけいと。

あの時２人の気持ちは同じだった？


（続く…）


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頑張れば逢える努力を怠ったのは、けいとｻﾝ？一志ｻﾝ？
他人には分からない、ﾋﾞﾐｮｰな空気をいち早く察したのは、一志ｻﾝなのかな？
気持ちの整理をしながら、回想してるんだろうけど、今現在も不安で揺れているなら、辛いですね…。

遠距離って難しい…。
2人のときなら造り出せる空間…、それは手放したくないかも。独占という言葉だけで括れないものじゃないかなぁ。
やっぱり、せつない。

>涼くん

ん～どっちだろう。
どっちもどっちな気がするんだけどね。

けいとがどんな風に思ったかはわからない。

この段階ではこの恋にずっぽりと溺れていた気がします。
むしろ恋してる自分に酔ってたと言い換える事ができる気もします。

>ルートくん

昔の恋愛の仕方そのままだったら、ちょうど居心地よかったかも。
昔は惚れられる恋愛しかしてなかったから・・・。

今になって自分が惚れて、惚れた弱み・・・なんて事で
溺れるとは思わなかった・・・。

２人で作り出せる空気。
それが居心地よければ良いほど、手放したくないよね。
うん。それが継続する力に変わるのかなぁ。

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