あの日の君の温もり。
体温が高い君と低い僕。
ちょうどいい組み合わせだと思わない?
君の腕枕の感触
足を乗せた君の太ももの感触
君は僕からどんな感触を感じたんだろう。
あの感覚は誰でも埋められない・・・。
『Love or Lust』(タイトルを押すとカテゴリーでまとめて読めます)
【scene:7「君が呼ぶ僕の名前」】
時計は24時を回った。
混み合うフロントは今から盛り上がろうとする人と
カラオケの盛り上がりがまだ残る人で混み合っていた。
そんな列に混じって会計を済ませて、外に出る。
夏が過ぎ、少しずつ気温が下がってくる夜。
酔いと興奮で火照った身体に、夜風がほんと気持ちいい。
「うわぁ・・・きもちいい♪」
「そうだね。しかし飲んだなぁwwあれぐらいは普通なの?」
ほんのりと頬が赤らんでる以外にほとんど変化のない君に聞いてみた。
「あははw あれぐらいじゃ全然酔わないよ。薄かったしww」
ビールはお腹が膨れるからって言って、
全種類制覇の勢いで順番に頼んでた君の肝臓は計り知れない(笑)
「僕は結構酔っちゃったw」
「大丈夫?」
「うん。気持ちよく酔えたし、大丈夫だよ。」
カラオケ屋の駐車場のフェンスにもたれながら会話が続く。
「気持ちいいねぇ・・・」
「うん。汗かいちゃったけど、いい具合に引いてきた。」
「さて、今からどうする?」
「どうしよっか?」
君に誘ってもらいたいって思いもあったけど
ここは押しドコロ。
「ねぇ、まさか今から帰るとか言わないよねw」
「あははww さすがに無理だってww」
「だよね。一緒に泊まろっか(ドキドキ」
「うん。そうしよう♪」
ほっ・・・
何の迷いもなくくれた返事。
君もそのつもりでいてくれたんだ。
それじゃあとカラオケ屋のすぐそばにあるラブホテルに車を移動して
ドキドキの3次会。
手にはコンビニで仕入れた飲み物と朝ごはん。
君の手にはは着替えが入ってるようにも見える大きさのバック。
最初からそうなってもいいつもりで準備してくれてたんだね。
僕もちゃんと後ろに着替えが積んであるんだからw
ホテルのドアを開けて先に君を部屋に入れる。
「うわぁ・・・なかなか綺麗で広い部屋じゃん」
当たり前やん。
そこまで考えて、プラン立てたんだからww
小さくガッツポーズの僕の姿は見えてないよね。
トイレに入ってから部屋に入った僕。
君はソファーに深く腰掛けてタバコをくわえてた。
「ふぅ・・・」
とソファーに座っていた君が大きく息をはいて
「一志・・・」
と僕を呼ぶ。
いつの間にか呼び捨てになってた僕の呼び方。
君の気持ちだと思っていいの?
(続く・・・)
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