これまでの話は「オチル…」からどうぞ♪


『オチル…scene.15』

「届け願い」

彼との第２回戦はちょっとばかり『俺』風味（笑）
違和感あります？

今までは『僕』で統一してきた『一志の隙間』ですが
ちょっと雰囲気を変えてみたり…
いや、チャットとかでも最近『俺』を使ってたりするのですが
まぁ、それも『一志』って事でｗｗ

心理的には『タチ』のスイッチが入ってる
最近の傾向のせいかもしれません。

不思議ですね。

気持ちの揺らぎの時期だからかもしれません。
って事は反動がくるかもしれないって事？
それも面白い♪
凹の自分も凸の自分も
俺は俺、僕は僕。

いろんな角度から楽しんでもらえれば幸いです。

さて、例の彼との２回戦の続き。
彼が欲しい俺。
やっと素直に俺を欲しがった彼。
ほんとは全部欲しがってくれたらいいんだけど
一つずつ、一つずつ…



俺のスイッチは彼の表情。
せつなげで物欲しげなその表情。

ねっとりと絡み合うお互いの舌。
向き合ったままキスを重ねてた。

左手は彼の背中
右手は彼と握り合う

ひたすら俺の舌と絡まりあおうとする彼からわざと離れる。

『えっ？もっと…』
そんな表情で欲しがる彼。
その表情はダメだ。
もう止めれん。

溢れかえる俺の感情。

膨れ上がる俺の欲望。

握り締めてる彼の手を振り払い
腕枕していた腕を抜き取り
自由を手に入れる。

『今日は俺の好きにさせてくれ』

焦らされてるのがわかった彼は必死に俺を誘う。
あえてそれにはノらない。

かけていた布団をはねのける。
突然の俺の表情に驚く彼の肩に手をあてて力を込める。
あっけなく仰向けになる彼。
その上に跨る俺。

『俺が欲しがる気持ちに気付いたか？』

わざと太ももの上に乗って作り出した彼との距離感。
それはまさに下半身の欲望だけで繋がる俺たちの距離。
お互いの欲望の象徴をぶつけあう。

欲しいのはそれだけじゃない。

少し前かがみになって彼に近づく。
彼の両手の指先から触れていく。
徐々に進んでいく俺の指先は俺の気持ち。

微かに触れる指先が作り出す感覚は快感となって彼を走る。
まだ俺の指先は彼の手首。
それなのに快感はすでに彼の全身を駆け回る。

彼の身体に広がる波紋。
その波紋は彼の口唇から喘ぎ声となって漏れてくる。

消える間もなく、次々と波紋を作れ。
そして広がっていけ。

指先から込める思い。
いくつも作り出した俺の指は彼の肩に辿り着く。
両肩で円を描くように指を動かす。
思いのほか反応のいい彼の身体。

彼の身体に広がっていった波紋。
その快感の波紋。
身震いするように快感を逃さぬように彼は身をすくめようとする。

『まだまだこれからだって…』

両肩にいた指を彼から離し肩を握り締める。
そして体重をかけて彼の動きを奪う。
動きの止まった彼から波紋が消えるまでもう少し。

見つめ合う

止まる時間

水槽のポンプの音だけが部屋に広がり
その隙間に俺たちの呼吸が消えていく。

彼の呼吸に自分の呼吸を合わせる。
シンクロしていく俺たち。

目を閉じてゆっくりと大きく息を吐く。
目を開き静かに息を吸い込む。

息を吸い込んで膨らむ胸は俺の気持ち。
吐き出す息は伝えたい俺の想い。
確かめるように繰る返す呼吸。

もう、目線は彼から離さない。
俺の強い目線に目を逸らすかと思っていたら
負けじと見つめ返す彼。

『少しでも伝われよ、俺の気持ち』

そう願い気持ちを膨らませる。
肩に乗せた手を外し彼の頭へ。
しっかりと頭を固定して口唇で想いを込める。

最初のキスとは違う。

ソフトに口唇を重ね合わせ
自分の舌で彼の口唇を舐め
少し開いた口唇に舌を入れ
その舌で歯をなぞる
少し顔を覗かせた彼の舌と先端を触れ合わせ
口の中に入り込んだ舌で歯の裏側を舐める

引っ込めた舌を追いかける様に
俺の口の中に入り込んできた彼の舌を吸い込み
彼の唾液を奪い取る

『こうやって彼も奪い取れればいいのに』

そんな俺の欲望。

まだまだ夜はこれから…


（続く…）


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『俺』風味な一志さん、全然違和感ないですよ(＾ｖ＾)
いつもの優しい口調の『僕』な一志さんも『俺』な一志さんも　どちらも素敵です♪
今日はまた一段と文章に力がこもっているように感じましたｗ
それだけ彼への強い思いがという事ですね(*／ωヽ)ｷｬｯ
彼をどんどん一志さん色に染めちゃえ～ｗｗｗ
言葉もいいけど、目で伝わる思いってのもいいですねｗあこがれます♪

俺、ついに登場！

思ったんだけど、俺になった一志君は
彼が欲しくなったってことは、根っこの
部分では、僕じゃなくて俺で、俺の一志君は
受けじゃなくて、実はたつだったのか？
とか、思ってた。あ、たつじゃない、タチ！

>だびでちゃん

うへっ♪

ほんとに違和感なぁ～い？
ちょっと強気すぎなんじゃないかと思う事もあるんですけど
タチをするならこれくらい強気じゃなきゃって思いもあったりしてｗｗ

文章への力の入り方はホント彼への思いの強さかもしれません。
あの時のエッチを思い出すのも楽しいし
書いてても楽しい。

でも、違うことで凹んでる自分もいて
触れ幅が広いから浮かれてる時のテンションが高いのかも。
彼が僕の色に染めれるかどうかはまだまだわかりません。
自分もホントにどうしたいのか悩んでいたりもするんでｗ

眼で伝わる思いってみんな持ってると思うよ。
照れずに相手の事考えて見つめればいいんだから♪

>レンさん

あははｗｗ
ついに登場ですよね。
書くにあたって頭の中に浮かんでくる言葉が「俺」だったんです。
最初は「僕」に置き換えて書いていたんですけど
だんだん違和感になってきたんです。

一度「俺」で書いたエントリーもあったのですが
それは全部「僕」に書き直したりした事も・・・ｗｗ

でも今回は「俺」
ホントはどっちやねん。って突っ込んでいたりもするんですが
とりあえず今回は「俺」でいこうかなと思ってます。

実は「たつ」ってｗｗｗ
うぅぅぅ・・・たつくんになりたぁ～い（笑）

色んなキスありますよね～～～
ｋｉｋｉも大好きです！
軽いヤツからしっかりしたヤツまで。
しっかり？表現がおかしい？(~_~;)

それと、エッチの時のｋｉｋｉの表情見るのが彼も好きみたいです。
バックをしたときに「顔が見えないから気持ちよくない」って言われました。
これもどうかと思いますが・・・
でも、あたしも彼の気持ち良さそうな顔見るのとか大好き！
こんにゃろう！次何してやろうか！って思いますもん（*^_^*）
Ｓの部分のあたしを引き出すために勉強しなきゃ(^_^)v

『僕』『俺』どっちがラク？
『ウケ』『タチ』どっちが萌え？
本当は、どっちなんだろう。
「オチル・・・」シリーズを読み、自分自身もホントはどうなんだろう？と考えています。

>kikiちゃん

あははｗｗ
しっかりしたキスって表現で十分わかるよ♪

どっちが好きって訳じゃないんだよね。
どっちも好きなんだよね。
やっぱりキスが好きって事なんだね、お互いｗ

「顔が見えないから気持ちよくない」って彼の気持ちよくわかるよｗ
バックからって腰を動かす自由度が高いって事と
征服してる感じが気持ちよさになったりすると思うんだけど
それだったら恋人としなくてもいいじゃんって感じｗ
お互いが気持ちいいか確かめ合いながらするエッチってのが
僕の最近の流行（笑）だったりするんだよねｗ

お互いに楽しみながら気持ちよくなれる為のエッチを
探していけたらいいよね。
結局kikiちゃんがS役って事で落ち着いたんだｗ
頑張れっ！

>トシさん

本当の自分かぁ。
ちょっと自分に当てはめて考えてみました。

『僕』の方がちょっと弱くって甘えた感じになるんですよね。
文を書いてて楽なのは『僕』ですね。
付き合うにしても、年上の人にひっぱってもらえるなら
『僕』でいる方が楽かもしれませんねｗ

タチウケに関しては
身体で感じる感覚が大きい分『ウケ』ですね。
心で気持ちよくなれるってのはタチウケどっちでも変わらないと思うんです。
相手を思い通りに攻めてよがらせるってのが快感にもなるじゃないですか。
それを知ってしまった今は、ちょっと悩みますねｗ

でも、ビデオを見る時はウケ目線です（笑）
トシさんはビデオ見る時どっちっすか？

見ていなくても”ウケ”です。
攻めている人の声なぞ聞こえたときには”萌え”です。
最近は、一志さんに犯されている妄想で・・・。

あははｗｗ
まさか僕が犯してる立場で妄想されてるとは思ってませんでしたｗ
それはそれで、なんかゾクゾクしていい気分なんですけどね。

攻めてる人の声かぁ。
確かに萌えのポイントですねｗ
いいビデオがあったら今度教えて下さいね。

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